答え
どちらも乳房の画像検査ですが、検診として推奨されているのはマンモグラフィです。視触診と超音波は、乳がんで亡くなることを防ぐ科学的根拠が不十分として、検診では推奨されていません。症状があって受ける診療の検査では、マンモグラフィと超音波を組み合わせて使います(国立がん研究センター)。
比べ表
| 項目 | マンモグラフィ | 超音波(エコー) |
|---|---|---|
| 検査の中身 | 乳房専用のX線検査。2枚の板で乳房を挟んで圧迫し、薄く伸ばして撮影 | 超音波プローブを乳房の表面にあて、反射の様子を画像で見る |
| 得意なこと | 視診・触診で見つけにくい小さな病変や、超音波では見つけにくい微細な石灰化 | しこりの性状や大きさ、わきの下など周囲のリンパ節への転移の有無 |
| 苦手なこと | 乳腺の密度が高い(高濃度乳房)と、乳腺も白く写るため、病変があっても見つかりにくいことがある | (国立がん研究センターの解説に記載なし) |
| 高濃度乳房のとき | — | 乳腺は白く、乳がんの多くは黒く写るため、マンモグラフィより発見に役立つことがある |
| 放射線被ばく | あり。1回の撮影で乳房が受ける量は0.05〜0.15ミリシーベルト | なし。妊娠中でも検査できる |
| 痛み・負担 | 圧迫は数十秒ほど。痛みを感じることもある | (記載なし) |
| 検診での位置づけ | 推奨されている(40歳から2年に1回) | 推奨されていない。同時に受けることも、2年ごとのマンモグラフィの間に受けることも推奨されていない |
「記載なし」は、国立がん研究センターの該当ページに書かれていない項目です。書かれていない=ないではなく、このページでは数字や性質を補っていません。
検診と、症状があって受ける検査は別
国立がん研究センターは、がん検診を症状のない健康な人を対象に行うものと説明し、症状をもとに受診して行われる検査や、治療後の定期検査は、ここでいう検診とは異なるとしています。つまり、超音波が検診で推奨されていないことは、症状があるときに超音波を受けなくてよいという意味ではありません。
症状があるときの進み方はしこりの比べ表、痛みやただれなど症状別の行き先は何科へ行くかにあります。
このページは公的な資料の数字を整理したもので、診断や治療のすすめではありません。胸に気になる症状があるときは、乳腺科・乳腺外科など医療機関へ相談してください。
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出典
確認日 2026年10月31日。